2月、私は49歳になります。
9(ナイン)エンダーという言葉をご存知ですか。
19歳、29歳、39歳、49歳…と、各年代の最後の年齢を迎えた人を9エンダーというそうです。
なんだか差し迫った響きを感じます。
10年という恣意的な区切りの終わりに近づくと、心の中で何かが目覚めて、人々は行動を変える。
(中略)
マラソン初参加者のなかで、9エンダーは実に48パーセントも占めていることを発見した。全年代を通じて、マラソン初参加者の割合が一番多かった年齢は、29歳だった。29歳の人がマラソンで走る傾向は、28歳、または30歳の人と比べておよそ2倍にのぼった。
また、マラソン初参加者は40代初めで減少するが、49歳で著しく急増する。49歳の初参加者は、1歳しか違わない50歳の初参加者の約3倍にのぼる。
引用元:When 完璧なタイミングを科学する
「心の中で何かが目覚める」とは
年代の最後の年齢になったとき、その10年を振り返る人も多いと思います。
たとえば39歳。30代で何かやり残したことはないだろうか。
もっと勉強すればよかった。
もっと運動すればよかった。
自問するうちに
「このまま何もせず40歳になるのはイヤだ!何か一つだけでも30代のうちに始めなければ!」
という衝動にかられ、新しいことにチャレンジするのでしょう。
ちなみに私は39歳のときに韓国語の勉強を始めました。
私の30代は子宮の病気と消化器の病気で手術ばかりの10年でした。
「周りに迷惑をかけている」という気持ちが支配し、やりたいことを押さえつけて、できないと決めつけて生きていました。
39歳の誕生日に緊急手術が決まって、なんて最悪な誕生日なんだと底に沈んでいくような気分でした。
手術したら生まれ変わる
手術が決まって、もう逃げも隠れもできない状況でしたが、やっぱり怖い。
なんとか肯定的に受け止めたくて「手術したら生まれ変わる」と思い込もうとしていました。
不思議なもので、生まれ変わると思い込もうとしていたら、次は
「生まれ変わったら何がしたいか」を考えるようになっていました。
生まれ変わったら旅行したい
生まれ変わったら運動したい
生まれ変わったら語学の勉強を始めたい
生まれ変わったら30代にできなかったことを今から取り返したい!
39歳の誕生日に手術が決まったことで否応にも30代を振り返ることになり、
私の心の中にも何かが目覚め、韓国語の勉強を始めたのでした。
49歳、この10年を振り返り、次の50代につなげていける新しいことを見つけたいと思います。
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