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「朝、ちょっとしたことで家族とケンカしてしまった」「家を出る直前に嫌なメールをみてしまった」
そんな日の仕事中、普段ならスルーできる小さな同僚のミスや、街中の些細なマナーが気になってイライラが止まらない…。そんな経験はありませんか。
実はこれ、単に「機嫌が悪い」という言葉だけで片付けられる問題ではないようです。
脳は設定された「感情の証拠探し」を始める
脳には、その時に感じている感情に合わせて、周囲から「その感情を裏付ける証拠」を優先的に拾い集める仕組みがあると言われています。
たとえば、朝のケンカで「怒り」のスイッチが入ると、脳は一日中「怒りの材料」を探すモードになります。普段なら気にも留めない出来事に対して、「やっぱり今日は最悪だ」「ほら、また嫌なことが起きた」と、脳がわざわざ不快な情報の証拠集めをしてしまうのです。
ここで、私たちが日常で抱く感情の整理をしてみましょう。
・ポジティブ(快、喜び)
喜び、安心、感謝、誇り、希望、驚き、好奇心、ワクワク、感動、愛着、リラックス
・ネガティブ(不快、悲しみ、怒り)
怒り、悲しみ、イライラ、恥、罪悪感、不安、恐怖、嫌悪、嫉妬、焦り、孤独、退屈
・その他(ニュートラル、複雑)
冷静、当惑、驚き、懐かしさ、真剣
会う前から決まっていた脳の設定
私自身の経験を振り返ってみると、この仕組みに強く思い当たることがあります。
苦手な相手や、少し距離を置きたい親戚と会うとき。
会う前から「またなにか面倒なことを頼まれるかもしれない」「またイヤな小言を言われるかもしれない」と身構えていました。これは、脳に不安や恐れを探しなさいと、あらかじめインストールして出かけているようなものです。
すると、相手の何気ない一言も「攻撃」や「催促」に聞こえてしまい、予想通り(設定通り)嫌な気分が完成してしまいます。
朝の初期設定を書き換える
もし、朝一番の脳の設定がその日一日の「フィルター」になるのだとしたら。
無理に「最高の一日にしよう!」と意気込む必要はありません。ただ、「今日は安心をベースに過ごそう」「感謝を見つけよう」と自分に声をかけるだけでも、脳が拾い上げる景色は変わってきます。
せっかくの24時間。脳に「嫌なこと探し」をさせるのはもったいないですよね。
明日はどんな感情のスイッチを入れてスタートしましょうか。
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